初めてのロッドビルディング!意外と簡単に渓流ルアーロッドを自作できた

タックル , 渓流 9月 21, 2022
初めてのロッドビルディング!意外と簡単に渓流ルアーロッドを自作できた

渓流ルアーロッドを自作!
想像より簡単にそれっぽいものが作れました。

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やっぱり自作が一番の自己満足

渓流用のベイトフィネスロッドを新調したくて色々調べていると、機能性よりもむしろ「景色に合うか」「リールに合うか」といった点を重視している自分に気づきました。
というか9割以上それじゃんと。

となると、究極は自作ではないかと。

そしてヒトトキワークスさんなどが紹介してくれているグラスソリッド素材のロッド作り。
半透明のブランクもいい感じだし、なんといってもリーズナブル…!
作ろ!っとなりました。

実は中学生のときグラスソリッドのトップウォーターロッドを作ったけどバットフェルールが買えなくて頓挫した経験があります。

デザイン

ロッドのデザインは事前にこんな感じで考えました。
フォトショップで適当に合成。
一番下は鱒レンジャーをリビルドするつもりで考えてました。

素材を調達

イシグロ、OZATOYA、Amazonの合わせ技で諸々揃えました。

ブランク

ブランクはイシグロで「Aグラスソリッド1200mm 1200×1.2×7」というのにしてみました。
お値段792円!

ガイド

ロッドの部品のなかでガイドが一番お金がかかるんですよね。
Fujiの”O”リングの安いやつと、トップガイドだけステンレスSiCのものにしました。
ガイドの素材による違いなどは割愛します。

グリップ

グリップは安価な中華ものをAmazonで。
値上がりしちゃってますが購入時2,400円。
届いた現物を見たら初心者には十分すぎるクオリティだと思いました。

スレッド

スレッド(ガイド固定用の糸)は好みの色の関係でスケルターワークスのものに。
ウグイス色とか素敵です。

エポキシ(接着剤、コーティング)

割と重要な気がするエポキシ。
グリップまわりの接着にはクイック5を。

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コーティング剤は人によって色々な意見があるようで、仕上がりにも差が出る模様。
とにかくやってみないと差が分からないので一番安価でシェアも高そうな東邦産業のものにしました。

中学生の時もこれ買った気がする…!

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その他はコルク、ワインディングチェックと呼ばれる金属部品など。

作っていく

グリップ

ブランクのお尻にカーボンパイプを差し込んで接着。強度UPと太さ調整が目的。
その上にタコ糸でグリップの内径に合わせます。
タコ糸はサラサラタイプの瞬間接着剤を染み込ませて固めます。

フロントグリップのコルクは削って整形しました。

ワインディングチェックも用意。

ボンド クイック5で接着!
一気にロッドらしくなりました。

ガイド

さてガイドセッティング。

ヒトトキワークスさんの記事を参考にスパイラルガイドに…
したんですがブランクの太さの関係か、微妙だったので後ほど普通に戻しました。

スレッド

スレッド巻き巻き。
上の写真の時点で5回くらいやり直してます。(この後またやり直し)
こればかりは数をこなして身につけるしかない印象です。

1色だけで済ますなら慣れれば簡単でした!

名前入れました

バット部分に文字がないとちょっと寂しいです。
ブログのタイトルを入れちゃいました。

筆書きしたんですけど、二度とやりたくないレベルで難しかったですw
なので2本目はプリントアウトしたラベルにしました。

コーティング

コーティングはルアー作りに使っていた富士工業のフィニッシングモーターをやっと正規用途で使用しました。

エポキシの塗布については、説明書き通りのことを素直にやればちゃんとそれなりになる印象です。
とりあえずカタチになればいいやっていうテンションなので多少のデコボコも気にしてないです。

できました!

はい!できました!

ちなみにスレッドの色はアメリカンビンテージ雑貨をイメージして決めました。
想像よりちょっと発色が良すぎたけどOK!

2本目。ウグイス x 黒のスレッドで。

やっぱり渋めの色のほうが渓流にマッチしますね。

めっちゃイイ感じかも!

使用感については、ブランクが硬すぎたかなと。
もうワンランク細いのでよかったかなって感じです。

1本目を作ってキャストがブレる感じがしたので、2本目はブランクのスパインを横にしました。
改善された気がしています。

ロッドを作って感じたこと

というわけでロッドを作ってみたわけですが、感じたことが2点。

意外と簡単

まず1点目、意外と簡単。

簡単って言い切るには語弊がありますが、
決まったパーツを組み立てる作業がメイン=感覚的な作業が少ない
のでルアー作りよりハードルが低いと感じました。

ただ市販品のような出来栄えを目指すとなると…というのは言わずもがな。

売ってるロッドって安い

2点目、売ってるロッドって安い。

パーツ類を買い揃えてみると、それだけでロッド1,2本買える値段になったりするんですよ。
ガイドだけでもこだわると1万円くらいになったり(今回は全然違います)、グリップもそこそこ。

さらに細かい装飾。
なんてことない装飾だと思っていたロッドもよく見てみると、結構手が込んでると感じたり。
メガバスのロッドとか改めて見てビビりましたw

そんなのが3万円とかで売ってるのって安いと思います。
機械も導入して効率化されて製造してるんでしょうけど、むしろありがとうって感じですw

自分で作ってみることでパーツや工程の知識が入って、市販のロッドに対する視点が少し変わりました。