97メタニウムXT、通称「銀メタ」の塗装を剥がして磨きあげてみました!
シマノ 97メタニウムXT
30代半ばくらいより上のバサーには懐かしいですよね。
友達のお父さんが持ってたな〜。
1997年当時小学生だった自分は釣具屋で眺めるばかりで、憧れというより別世界の製品って感じで逆に興味がありませんでした。
親に買ってもらったバンタム クレストファイヤーを大事に使ってました。
最近、クランクとか用にノーマルギアのリールをもう一台欲しいなんて思っていたところで。現行モデルを色々吟味していてもなんだかテンションあがらないなぁと。
そんなところでBasserの懐かしタックル特集号を見ていたら、しばらく疎遠になっていた友人ががっつり取材されていて目玉が飛び出すというw
’00メタニウムmgを愛用しているとか…かっこいいな!
(ちなみに表紙のTD-Xも彼のものらしいです。)
中古(そりゃそうだ)でゲット
というわけで触発されてしまい探しはじめて数週間。
00じゃないけど97メタニウムXTをゲットしました。
なんと2千円代!
ボディに傷はあるけど動作は問題なし。24年前のリールとはいえこのまま普通に使えそう。
角ばったデザイン、外側にネジが1つもない仕組み。
ベアリング交換したり色々しようと思ってましたが、あまり必要なさそうでした。
銀メタ鏡面仕上げの道程
その日の夜…とりあえずオーバーホールしようと。
やりながら銀メタのカスタムについてググっていると何やら気になる内容。
「鏡面仕上げ」…?
酔っ払った勢いで着工してしまいましたw
Day 1
紙やすりでしごきます。
シルバーの塗装の下にはガンメタっぽい下地が塗ってある模様。
400番の紙やすり(耐水ペーパー)でアルミが顔を出すまでゴシゴシ。
1.5時間くらい?ガチャガチャだけど意外と早く銀色になりました。
めっちゃ疲れたけど。
冷静になって、元に戻せない悲壮感とともに「俺…いったいなにやってんだろ」と孤独のグルメのゴローちゃんのごとく思いました。
仕事の合間のつもりが2時間くらいYouTubeを観て過ごしてしまったあの感じと似ています。
Day 2
ペーパーの番手を600→800→1000と上げてゴシゴシ。
1時間くらいでこちら。
意外といい感じ。終わるのか不安だったけどこの調子でいけそう。アンタレスの片鱗が見えてきた。
何も考えずひたすら単純作業を繰り返していると、モヤモヤした思考もいつの間にか晴れてきてとても良いですw
Day 3
1500番の耐水ペーパーと、いよいよコンパウンドで磨き始めます。
コンパウンドすごい!あっという間にいい感じに。
込み入った部位をどうしようって感じですが、気にしないことにしました。。
Day 4
もう終わっちゃうかも。ということでコンパウンドの目を細かくして磨きます。
すると、あまり変わらない?
鏡面というにはまだまだフォギー。
ここからがめちゃくちゃ時間がかかるっぽいです。
もう己との戦い。
アンタレスは遠すぎた。
どうしようか丸一日ぼんやり悩んだ結果……おしまい!ww
なんとなく車用のコーティング剤を塗布しました。
完成!
パーツを組み上げたらめちゃくちゃいい感じです!
余っていた18バンタムMGLのハンドルをつけました。
スタードラグを交換したかったんですが、欲しい色が売り切れ。
そのままだとハンドルに干渉するのでペンチで曲げてしまいました。雑…
クラッチも換えたいけどお金がないので後回し。
かっこいいなあ〜!!
中身のほうも洗浄してグリスアップしただけでだいぶゴキゲンです。
ハンドルを交換したのでやや軽く222.5gに。
ロングハンドルと糸付きのバンタムMGLが240gなのでいい勝負です。
バンタムより輝いている〜!
もう魚を釣る前から入魂済みみたいな感じですが、早いとここのリールで魚を釣って入魂としたいです。
使った道具
最後に、使った道具。
- ダイソーの耐水ペーパー
- コンパウンド
- いらないTシャツ
- 車用のコーティング剤 (意味あるのか不明)
全部家にあったもの。なんてお金のかからないカスタムでしょう!
お金はかかってないし気軽に始められるカスタムですが、銀メタは現代のリールに比べてやたらパーツが多いので慣れてないと分解・組み上げにちょっと苦労するかもですね。
自分も、へえこうなってるんだすごいな〜と感心しながらなかなか苦戦しました。